八重歯・叢生の矯正治療例(20代女性 治療期間4年10ヶ月)
八重歯・叢生(デコボコの歯列)の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 20代女性 |
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治療期間 | 4年10ヶ月 |
抜歯 | 上下左右1本ずつ(上下顎両側第一小臼歯) |
治療費 | 88万円(税込) |
備考 | 舌の悪いクセ、マルチブラケット法 |
リスク等 | ・歯の移動に伴う痛みを感じる場合があります。 ・矯正後の歯の後戻り など |
20代女性です。前歯の歯並びが悪いことを気にされて来院されました。分析の結果、骨の大きさと歯の本数のバランスが悪いことが分かりました。また機能的な問題として、飲み込む際に舌を上の歯と下の歯の間に押し込むクセがおありでした。治療方針として上下左右1本ずつ歯を抜かせていただくことと、舌のトレーニング(MFT)が必要だと説明しました。
矯正治療で難しいケースのひとつは今回のように舌のクセをお持ちの方です。歯は矯正装置によって移動させることが出来ますが、舌はご自身で気を付けていただく他はありません。我々は診療の際に舌の動かし方が悪い時には注意出来ますし、トレーニング方法もお伝え出来るのですが、実際にそれらのトレーニングを実践していただくのは患者さん本人となります。今回もなかなか舌の動かし方を改善することが出来ずに治療期間が延びてしまいました。
しかしながら治療後は良好な咬み合わせ、歯並びにすることが出来ました。また舌のトレーニングをしっかり行なったことで、矯正治療後の歯並びや咬み合わせの安定にもつながります。