歯を抜かない
投稿日:2017年8月22日
カテゴリ:院長ブログ
ホームページをご覧の皆様こんにちは。院長の内田です。
前回、歯を抜かなければならない理由について書かせていただきました。
今回は歯を抜いても歯が残る理由について書かせていただきます。
我々が歯を抜く時にまず考えるのは、どの歯を抜くべきか、どの歯を抜くべきではないかということです。
そもそも我々の仕事は歯を活かすことであって、抜くことは本懐ではありません。
しかしながらスペースを確保するために抜かざるを得ない場合には、歯の中で最も予後性の悪いもの。最も早期にダメになってしまう歯や、最も機能が良くない歯を選びます。
将来、その歯が早期に抜けてしまってその隙間を補うための歯科治療をするよりも、その歯を抜いてスペースを作り、そこに健全な歯を移動させて全体的な歯並びと咬み合わせを確立した方が、メリットがあるという判断です。
そうして歯を抜いてまでキレイな歯並び、良く咬める咬み合わせにした方が、将来歯は残ります。
実際、80歳で20本以上歯が残っている8020達成者のほとんどが、歯並びが良く、前歯でも奥歯でも良く咬めているという統計データもあります。“宮崎晴代ほか(2001)「8020達成者の口腔内模型および頭部X線規格写真分析結果について」,『Orthod.Waves』 60(2),118~125.”
それでも歯を抜くというのはあまり嬉しいことではないですよね?
そんな方には別の治療方針もあります!
矯正治療についてお悩みの方は、麻布で歯列矯正を専門で行っているUC矯正歯科クリニック麻布十番までご連絡ください。治療相談、セカンドオピニオンも随時お受けしております。
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